スペイン発のコンプレッションウェアブランド「SUNKAA」のカーフスリーブスは、トレーニングや試合の最中、そして運動後に使用できるアイテムだ。
「カーフ」とは「ふくらはぎ」のことで、「スリーブ」は「袖」を意味する。
このカーフスリーブスは、ふくらはぎ部分を覆う袖のような形状になっている。
ソックスとは違って足首から先の部分がなく、筒状になっているので、簡単に着脱でき、ソックスと併用することもできる。
運動中、ふくらはぎの部分がむき出しのまま、あるいは通常のソックスを履いた状態だと、走ったり、止まったりするたびに筋肉は振動する。
筋肉が余計に動けばそれだけエネルギーが消費され、また人間の体は無意識のうちに筋肉の無駄な動きを軽減しようという意識が働くため、負荷が蓄積され、疲れやすくなってしまう。
振動が激しくなると筋肉は損傷しやすくなるだろうし、「シンスプリント」という、すねの痛みも発生しやすくなる。
また、筋肉が振動すると「筋放電」というものが生じる。
これは筋力の機能を低下させるもので、ひいては充分なパフォーマンスが発揮できなくなってしまう。
こうした筋肉疲労やパフォーマンスの低下を軽減させる働きがあるのが、このカーフスリーブスなのだ。
着用すると、ふくらはぎの筋肉が適度に圧迫される。
それによって筋肉の振動が軽減され、エネルギーの消費を少なくすることができるため、疲れにくくなるし、筋肉の損傷やシンスプリントが発生する確率も下げることができる。
カラーはブラック、ブルー、ホワイト、レッド、フローオレンジ、フローピンクの6種類がある。
好きな色をセレクトしてもいいし、複数のカラーをそろえ、その日の気分によって使い分けてもいい。ウェアやソックス、シューズの色に合わせてコーディネートしてもいいだろう。
今の時代、スポーツを楽しむにはファッション性も大切な要素だ。
機能性だけでなくデザインにも着目し、オシャレに、カッコよく履きこなしてほしい。
また、サイズはXS/S、M/L、XLの3種類がある。
コンプレッションの充分な効果を得るためにも、適切なサイズを選んでほしい。
運動中だけでなく、その後にも使えば疲労回復の効果を得られる。
また、女性の場合はむくみ対策としても使える。夜、このカーフスリーブスを着用して就寝すれば、朝、起きた時にはむくみが取れている。美容効果もバッチリだ。
また、マリンスポーツをやる方は、ウェットスーツの下に着用するという使い方もある。着用しておけば、ウェットスーツを脱ぐ際に時間が短縮でき、ストレスを軽減してくれる。
もちろん運動中はこのカーフスリーブスを着用し、運動後はリカバリーフルソックスに切り替えるなど、複数のアイテムを使い分けることも可能だ。
素材はポリアミド85パーセント、エラスタン(ポリウレタン)15パーセントとなっている。
ポリアミドは軽量で耐性や速乾性に優れ、汚れに強いという特徴を持っている。通気性がよく、肌触りがいいので、履き心地は抜群だ。
また、エラスタンは伸縮性に優れる素材であり、体へのフィット感をもたらしてくれる。抗菌やUVカットの効果もあるので、どのような環境下でも安心して使うことができる。
筋肉を圧迫し、血流の促進や筋肉の安定をもたらすことでパフォーマンスを向上させ、疲労を軽減させるコンプレッションは、現代のスポーツ界では常識となっている。
安定したパフォーマンスを発揮するため、素早い疲労回復で日常生活や翌日の運動に支障をきたさないため、そしてケガなくスポーツを楽しむために、コンプレッションウェアを有効活用してほしい。